ながおか森林塾 2017年

三日目 2017.06.17

今年のながおか森林塾、天気には恵まれたほうでしたが、受講生の集まり(集合)が心配でした。
そんな中で、三日目にしてようやく、朝から勢ぞろい。
最終日、元気にスタートしました。

今日の講座内容は
伐倒 ----------- 前回は一人一本しか倒せませんでしたが、今日は時間の許す限り。
枝払い --------- 枝払いは体力も燃料も消耗します。重い荷物は預けましょう。
造材 ----------- 伐倒した木を使うため、真っ直ぐなところを必要な長さにします。
集材 ----------- 最近各地で話題になって導入されているロープウインチのデモ。
製材 ----------- 林内での製材を可能にしたロゴソールのデモ。


9時00分 集合
集合後、今日の予定など簡単な打ち合わせをして、スタート。
9時10分 伐倒 ― 前回のことを思い出して。
伐倒部分が太くて、バーが届きません。根張り部分を切って、バーが届くようにします。
人生2本目の伐倒で、こんな木を選ぶことはお勧めできません。
受け口の水平と斜めのラインをチョークで書いてから作業を始めました。 水平面と斜め面の嵌合線があっているかどうか、確認をします。
木が倒れるときに樹冠がどこを通るかを考えて、伐倒方向(受け口の向き)を決めます。
掛かり木対策で、あらかじめロープをかけてあります。
12時00分 昼食
12時45分 枝払い・造材 ― 枝は幹と面一に、造材は幹に直角に。
枝払いは疲れます。体力も燃料も消耗します。チェンソーの重さは木に預けて、楽をしましょう。
切る枝が見えるように順番を考えて、思わぬキックバックが起きないようにします。
14時00分 集材 ― 最近話題のロープウインチを使っての集材のデモです。。
ロープウインチの操作は女性が担当しています。特別な体力は必要ありません。
15時00分 製材 ― スチール社のロゴソールを使って、林内での製材デモ。
No Photo
林内で板や柱に加工できるということは、そのあとの運搬や、不要部分の処理などボランティアグループなどにとって有利なことばかりです。
15時45分 まとめ・閉講
     

今年のながおか森林塾は、受講生が少なく、ほとんどマンツーマンでの講座になりました。
簡単そうに見える枝払いや造材ですが、事故の確率が多い作業です。どれくらい体力を消耗するかわかっていただけたと思います。

けが人もなく無事に今年の講座を終えることが出来ました。これからの受講生の皆さんの活躍を期待しております。
私たちチーム木念人に出来ることがあれば遠慮なくどうぞ。