ながおか森林塾 秋コース

一日目 2011.09.17

「ながおか森林塾 秋コース」の開幕です。
台風15号の影響で、全国的に大荒れの天気のようです。
でも、大丈夫。ながおか森林塾は天気には邪魔をされないのです。

今回は4名の方が受講されますが、今日は都合により3名でスタート。
あとの一人は特別授業で追いつきます。

今日の講座内容は
チェンソーの構造 ----- 各部の名称や構造、役割、エンジンのかけ方など基本を説明します。
丸太の玉切り -------- チェンソーに慣れましょう。上から切ったり、下から切ったり。
受け口の練習 -------- 伐倒のために一番重要な受け口を作る練習をします。
測樹 --------------- 森林の現状を知るために、胸高直径・樹高・樹齢・密度などを調べます。


    
9時00分 主催者挨拶とスタッフ・受講生の自己紹介
朝は挨拶からスタート 初の女性受講生です。
歩いて五分ほどの今回の現場は、樹高も太さも夏コースとは格段に違います。
  
9時30分 チェンソーについて ― 各部の名称や構造・仕組みについて知ってもらいます。
安全に使うためには、各部の構造や仕組み・役割を知ることが重要です。エンジンが掛からなくて悩むことも無くなるはずです。
10時00分 丸太切り ― 丸太を使って上から下から、切って見ます。
キックバックに気をつけましょう。 なかなか落ち着いています。
左手を離してみたらどうなるか。
エンジンをかけるときには右足と左手で、しっかり固定します。 体の正面にチェンソーを持ってきます。
安全講習会受講済です。 先輩2名は余裕で見学。
10時45分 受け口の練習 ― 木を切るのに最も重要なことは受け口をしっかり正確に作ることです。
「受け口」「追い口」「つる」この名称はしっかり覚えてください。今後頻繁に出てきます。 まずは模範演技?
水平と斜めをあわせるのが大変。簡単にはいきません。 たっぷり練習してください。
倒す方向も気にしてください。 きれいな構えですね。左足に気をつけて。
水平と斜めの合わせ目の状態をしっかり確認してください。 合わせ目の方向が倒れる方向です。
12時00分 昼食
りんごの差し入れがありました。信州産の津軽でした。
13時15分 測樹 ― 山の手入れを始めるには、まず現在の状況を知らなければなりません。
巻尺で20メートル四方のプロットを作ります。正方形にならないと面積が変わってしまいます。
プロット内のすべての木の胸高直径を計ります。 測り終わって、記録をしたらマーキング。
測定と記録を交代でやりました。 記録係は数値を復唱します。
上層にある木の樹高がどれくらいか、みなでクイズですが、写真がありませんでした。
ゴメンナサイ。
プロット内で樹高が上層にあるもので、いずれ伐る事になる木を伐って樹高と林齢を調べます。
14時40分 測量 ― 林業現場で使われる簡単なコンパスを使って測量実習です。
日が落ちてきて、苦労しています。
測定・記録など交代でコンパスを覗きます。
ポールマンは測定点を指で指して、判りやすくしています。
16時00分 次回の説明の後、解散

全国各地で台風の被害が出る中、少し雨がパラついたものの、無事に「秋コース」をスタートすることが出来ました。
天気の関係で林内が暗く、写真がほとんど手振れしてしまい、いつもより枚数が少なくなってしまいました。スミマセン。

今回の講座内容理解していただけたでしょうか?質問など何時でもお受けしますので、遠慮なくどうぞ。
次回は、今回の現況調査でわかったことから、どのような施業をするかの方針を決めます。また、お待ちかねの伐倒です。